脳梗塞治療

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2007年03月03日

脳梗塞治療

脳梗塞の治療のポイントは以下の3点といわれている。

@急性期治療;早期診断・治療による最小限化
A残存機能を最大限にいかすリハビリテーション
B再発予防;危険因子の管理と予防薬による治療

脳梗塞の検査としては、CT、MRI(特に拡散強調像)、MRA等が必要で、血管がつまったか、梗塞の領域や範囲はどれくらいかが診断できる。血管がつまった場合はさらに脳血管撮影や(ゼノン吸入による)脳血流検査が必要になる。

採血、心臓や頚動脈の超音波検査、心電図等の基本的検査を行って、治療に取りかかる。神経細胞は迅速な治療が予後を大きく左右する。発症から3〜6時間以内の超急性期の治療として、血管につまったもの(血栓、塞栓子)を溶かす治療を行うことがある。(動脈内薬剤注入による局所血栓溶解療法)
それを過ぎると血液をサラサラにする静脈点滴や内服薬により治療を行う(抗血栓薬:抗血小板薬/アスピリンや塩酸チクロピジン、抗凝固薬/ワーファリン)。脳の血流を増やす効果もある。
その周辺脳は腫れてくるので、それを軽減させる薬(脳圧降下作用、抗浮腫作用)を点滴する。
治療で梗塞に陥る範囲をできるだけ少なくする。脳梗塞は短期間の内に再発する危険も高いのでこれらの点滴により再発を予防しようというある。この点滴、内服とほぼ同時に、手足の麻痺や言語障害に対して、脳梗塞治療の非常に重要な柱であるリハビリを開始する(早期離床、回復期リハビリ)。病態によっては適応と上記の局所線溶療法のほかに、経皮的血管形成術(PTA)(バルーンやステントによる血管拡張)、開頭外減圧術、脳室ドレナージを行うこともある。

脳梗塞は再発率が高いので中長期的に再発予防の対策をたてる。(二次予防)
動脈硬化の原因となる高血圧、糖尿病、高脂血症はないか、不整脈はないか、心臓や頚動脈に剥がれてとんでいくようなもの(塞栓源)はできていないかなどをよく調べる。再発予防の治療の中心は食事療法と内服薬である。ラクナ梗塞の再発予防にシロスタゾール(プレタール)の有効性も示された。これらの治療薬服用により再発率を約25-30%程度減らすことができる。ただし、抗血小板薬や抗凝固薬の副作用として出血しやすくなり、脳出血をきたすことが稀にあるので要注意とされている。
慢性期に脳梗塞の予防的外科的処置として、PTA、頭蓋外・頭蓋内バイパス手術、頸動脈内膜切除術などを行うことがある。以上のように、脳梗塞になったときには、内科的治療、外科的治療とリハビリを組み合わせながら、入院中あるいは外来で1ヶ月後、6ヶ月後、1年後など定期的に採血やMRI検査等を行いながら健康状態を点検していく。
タグ: 脳梗塞
posted by 脳梗塞情報提供者 at 17:23 | Comment(0) | TrackBack(1) | 脳梗塞治療

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